社会人院生記

おっさんの社会人大学院生日記です。

睡眠は削らない

 社会人大学院生というと、睡眠を削り、休みを削り仕事と勉強に励んでいるというイメージがあるのかもしれない。これはある程度は正しい。特に「休みを削り」という部分はかなり正しい。そもそも、授業やゼミ、イベントは土日に実施されるのが普通だし、平日も夜間に授業がある。休みを満喫するような時間はない。周囲でも、ゴルフが趣味の人が、MBA2年の間はゴルフを封印する、と宣言していた人もいた。趣味をじっくりと満喫する時間は、先ずないと考えて良いだろう。夏休み・冬休み・春休みはあるが、読み切れなかった本を読む時間でもあり、休みを満喫とは言い難い。

 一方で「睡眠を削り」の部分は、余り正しくない。社会人として院生をしていれば、体調面で厳しいことが起きやすい。また、年齢もいっているので、睡眠を削りすぎるような事態は避けなければならない。勿論、課題が重なってしまい、一時的に睡眠を削るような事態はあり得るが、仕事にしわ寄せを与えないように、睡眠を削りすぎるようなことは避けている。私に限らず、周囲でもそうだった。

 文明社会の人間にとって、時間の使い方は永遠の課題となるだろう。特に、複数のわらじを履く人にとっては重大かつ喫緊の課題となる。社会人院生をやるということは、こういった課題に向き合い、その技を磨くチャンスとなるような感じもしている。