社会人院生記

おっさんの社会人大学院生日記です。

論文の・・・

 2年次になると、当然修士論文やそれに相当する成果物を完成させることになる。問題は、「何を取り上げるか?」だ。

 専門職大学院となると、研究系の大学院と異なって、明確に「これを研究したい」と考えて進学する学生の割合は低い。私も考えていなかった一人。船が沈んでも生き残れる人間になるために進学しているのであり、論文のテーマを抱いて進学したわけではなかった。実務に役立てる為の勉強であるので、当然にそうなる。周囲も皆、困っている。

 とはいえ、2年次になる前に届けなければならない。多くのビジネススクールがそうだろう。大抵の学校は、年明けまでの届け出を義務付けていると聞く。

 実務との兼ね合いで、分野だけはすんなりと決められる人もいる。例えば人事の人であれば、人事論とか組織論といった分野に進む。

 皆がそうというわけではない。執行役員や中小企業の経営者は、どの分野でも良いという。だからこそ彼らは迷う。
 また、私のように全分野とかかわるが、自分の実務では一切扱わない、といった専門職系の人間(医者とかSEとか記者とか)は、どの分野にも興味はあるが、どの分野も専門とは言えない。こうなると、分野を選ぶだけでも迷ってしまうし、受け入れる教授側も困るだろう。

 私は後者なので迷っている。どうしたら良いのだろうか? 今週で、年内の授業はあらかた終わるので、そうしたらじっくりと考えよう。