社会人院生記

おっさんの社会人大学院生日記です。

社会人院生と時間

    社会人院生となると時間の確保が最大の問題となろう。院生仲間は結構いい歳の人ばかり。仕事だけでなく、家庭や地域、自身や家族の体調の問題もある。仕事が暇だったとしても、それでも時間の確保は難しい。周囲との話題の中で、時間の問題はよく話題に上がることの一つだ。

 周囲の人たちも悩んでいる。仕事が忙しい人は特に厳しい。独り暮らしの人は特に大変なようで、最低限の家事をするだけでも、時間はなくなると言っていた。結婚している人は配偶者次第だが、協力を得られれば時間の確保はしやすいらしい。
 
 老人と暮らしている人は大変だ。私もこの類だが、介護とまではいかなくても、家を空ける時間は極力減らしたいし、老人のための用を果たすことも必要だ。家事の手を抜くこともできない。仕事以上に時間を固定されることもあり、勉強の時間を確保するのは大変だ。
 まして、私は持病もある。このような中でMBAを目指すことを正気の沙汰とは思わない人もいる。学部生時代の同級生に打ち明けたが、事情を知っているだけに心配された。

 そんなことを肌身で知ったので、介護を抱える人はこういったチャレンジが難しいことが分かる。でも、そういう人でもチャレンジできる世であってほしい。その方が健全な競争を刺激し、社会全体の発展に繋がるのではないかとも思う。

 さてさて、私の時間だ。持病に気を使いながらオンラインや通学で授業を受け、家事をこなし、仕事にも配慮し、老人の相手もする、、、どこで時間を稼ぐのか?
やはり遊びの時間を無くすほかはない。さらに事情が事情なので、院生仲間と一緒に食事に行くこともできないし、今後も難しいだろう。グループに課される宿題も多いので夜中にオンラインで面会して一緒に勉強する機会はあるが、それ以上は難しいな。

 宿題の量は非常に多いので、提出期限と各科目の関係、家庭や仕事の予定と組み合わせて手帳に書き込んで自分をコントロールするしかない。友人の顔を見たりするのは半年に一度までと制限し、どこまで自分を統御できるかが勝負だ。
 その為にも、院に通いきった後のゴールを明確に感じ取り、モチベーションを維持する、、、何かの自己啓発書に書いてありそうだが、まさにその通りのことを期せずしてやるようになった。

 入学してまだ半年もたたないうちに疲れが見え始める一方で、わずかにペースも掴めるようになってきた。
 
 さて、今後はどうなるだろうか?